菅原道真
彼を祭神として祀っているのがこの大宰府天満宮です。
若いころから勉強家であり、宮中に入ってからはまたたくまに昇進をし
平安朝きっての秀才と言われた彼は、藤原時平との対立から政争に敗れて
ここ大宰府へ流刑となりました。悲願に暮れた道真は、流刑から2年後に亡くなります。
ブログ「天王祭と牛頭天王」でも少し触れましたが
菅原道真の没後、政敵であった藤原氏に不幸が続き、さらには宮中に雷が落ちてしまうなど
相次ぐ凶事にこれは道真公の祟りであると噂が広まりました。
はじめは祟神として畏怖の念で祀られていた道真公も、時代の移り変わりの中で
祟りの側面よりも学問の秀でていた側面がクローズアップされ現在の学問の神様となって
いったそうです。
ご本殿の裏には絵馬堂があり、多くの受験生たちの願掛け絵馬がかかっていました。
境内には梅の木がいたるところに植えられていて、
梅の花が咲く季節になったらさぞかし美しく咲き誇ることでしょうね♪